みそのばし整骨院スタッフブログ

投げ過ぎ禁物?!野球で痛む肩と肘の原因とは? | 2020/05/09

こんにちは。施術師の松本です。
 
皆さんコロナウイルスの影響で家にいることが多くなっていますよね。
 
学生の方も部活動が中止になったりで身体がうずうずしている事と思います。
 
プロ野球やJリーグなどのスポーツも開催延期となっていますが、スポーツに関連して今回は
 
野球肩、野球肘についてお話しをさせていただきたいと思います。
 
 
みそのばし整骨院にもこの症状でお悩みの患者様は数多く来院されています。
年齢層としては小学校高学年から中学生ぐらいで、その大半が野球のピッチャーをされている方です。
 
原因は色々ありますがやはり投球数の多さ、言わゆる「オーバーユース」です。
 
小学生から中学生ぐらいの選手になってくると、
成長期の途中で完全に筋肉や骨が出来上がってない状態です。
この大事な時期に無理に球数を投げると肩や肘にかなりの負荷が掛かってしまいます。
 
仮に中学生までは何もケガがなく過ごせたとしても、高校に進学してケガ続きで満足にプレーできない3年間を過ごす選手も数多くいます。
 
こういった現状を踏まえて高校野球連盟も対策に乗り出しており、残念ながら中止となってしまった今年の春のセンバツ高校野球大会ですが、今大会から同一投手が1週間で投げられる球数を最大500球までという制限を初めて設ける形となりました。
 
2013年のセンバツ大会では済美高校の当時2年生で現在、東北楽天ゴールデンイーグルスの安楽智大投手が1回戦から決勝戦まで全て先発し、合計772球を投げたことがアメリカでも話題になりました。
 
もちろん高校野球はその瞬間しか出来ませんし、その大会で勝ちたい気持ちはわかります。
賛否両論意見はありますが選手の身体のことを考えると、
この球数制限のルールは個人的には良いことだと思います。
 
 
野球肘にも色々種類があり、大きく分けると「内側型」「外側型」「後方型」の3つがあります。
 
内側型が一番頻度は高く、投球動作の繰り返しにより内側側副靱帯に負荷が掛かり、
成長途中の小学生や中学生は成長軟骨のところが傷ついて痛みが発生します。
場合によっては小指側の肘を通る神経を圧迫していしまい、シビレが発生する場合もあります。
 
外側型は内側型に比べて頻度は少ないですが、離断性骨軟骨炎と呼ばれる症状があります。
 
これは投球動作の繰り返しにより肘の外側の骨軟骨が剥がれてくるもので、半年から1年ほどは投球を禁止せざるを得ない状況になります。
この剥がれた骨軟骨を放置して投球を続けてしまうと後遺症として大人になってからも肘の痛みが残ってしまったり、肘の動きが悪くなってしまうことになってしまいます。
 
ですからレギュラーと控えの当落線上の選手は痛みを隠してプレーを続けることも多いですが、
将来野球だけではなく日常生活にも影響を及ぼす可能性もあります。
気持ちは分かりますがしっかり申告してほしいと思います。
 
後方型も頻度は少ないですが、投球の繰り返しにより肘の後方が引っ張られる形になり肘の疲労骨折を起こす場合があります。
骨折すると骨が治るまで投げられなかったり、ガマンしていても痛みで球数を投げられなくなったり、
自分の思うベストな球を投げられなかったりで苦しむ事になりかねません。
 
こういった肘の症状に対して、繰り返し投げる事により固くなっている筋肉を柔らかくする施術や、投球フォームの見直し、肩から肘にかけての柔軟性の向上、肘周りの筋力トレーニングなどで痛みを緩和させたり予防することも出来ます。
 
 
肘だけでなく肩にも同じような症状が現れる事があります。それが野球肩です。
 
この野球肩の中で最も多いものがインピンジメント症候群と呼ばれるものです。
 
投球動作の繰り返しにより肩の骨と腕の骨が衝突し、肩と腕の間にある関節運動を滑らかにするためのクッションが負傷して痛みが起こります。
 
 
このように肩にも肘にも共通して言える事としては、投げ過ぎが一つの原因だという事です。
 
 
また投球フォームにも原因はあります。
 
肩や肘に負荷が掛かる原因として足を上げた時(右ピッチャーであれば左足を上げたタイミング)に
投げる方の肩が下がってしまう投手は、肩や肘に掛かるストレスがかなり増えてしまいケガの原因になります。
 
この肩が下がってしまう原因の一つが、軸足側のお尻の外側の筋肉の筋力不足にあります。
 
お尻の外側の筋肉が弱いと軸足一本で立つことが難しくなりバランスが乱れて、
投げる時に投げる側の肩が下がってしまってストレスが掛かり、ケガの原因になってしまいます。
 
つまり、この投球障害の予防策として最も得策なのは、軸足側のお尻の外側の筋肉を鍛えることが重要であると自分は考えています。
 
みそのばし整骨院ではこういった筋肉に特化したトレーニング方法も施術と併せてお伝えしております。
 
 
後は身体のバランスが非常に大事になってきます。
 
バランスが良いと身体に負荷のかからないフォームで投球することができるのでケガの予防に繋がります。
 
私も学生時代は投手をしており、当時はとにかく投げれば投げるほど上手くなるとの考えがあったのと、投げるのが凄く楽しくて毎日ひたすら投げ込んでいました。
 
ただ、私の場合当時は投球フォームも全く気にしていなかったというのと、
身体の柔軟性がないにも関わらず柔軟性を上げるトレーニングをしてきませんでした。
 
そのような状態で毎日投げ込んだ結果、高校で肘を痛めてしまい、満足にボールを投げることが出来なくなって、結果的には野球を断念せざるをえなくなってしまいました。
 
自分が今この仕事をしてるのもそういった患者様を1人でも多く救いたいとの思いで毎日仕事に取り組んでいます。
 
【京都市北区 みそのばし整骨院】では痛みの原因になっている固くなった筋肉を緩めていく施術、
背骨と骨盤の歪みを整えていくバランス調整法を行っております。
 
バランスが整えば正しいフォームで投げることが出来て、ケガをしにくい身体を作れますし競技パフォーマンスの向上にも繋がります。
 
また、肩や肘回りのストレッチや、必要な筋力トレーニングのご指導もさせていただけますのでこの症状でお悩みの方は一度ご相談下さい!

お問い合わせ・ご予約

今すぐお問い合わせご相談下さい!みそのばし整骨院【TEL:075-495-9030】ご予約優先制
ページTOP